事業内容
What's? 給排水設備工事ってなに?水道工事って何をするの?
■新築給排水設備工事
水道は道路の中の埋設部分に水道局が水を供給する水道本管という水道管が入っています。
この水道管があるだけでは、各家庭やマンションやビルから水は出てきません。
私有地内で水道を使用するには、水道本管から水道を引き込む必要があります。
また私有地の水道メーターに接続した後も、キッチンやトイレ・洗面や浴室に水道を敷設する必要があります。(給水工事)
同時にそれらから発生する使用後の水を排水する管も敷設します。(排水工事)
新築水道工事では、これらを他の業種の工程に合わせながら水道工事をしていきます。
きれいな水を供給し、使用した水を排水する。給排水設備工事は、建物にとって人間の血液のような役割だと思います。
■既設管敷設替工事・漏水補修工事
新築時新品でピカピカだった水道管も毎日たくさんの水を供給し排水していると、当然経年劣化により、水道管が古くなって接続部分から漏水したり、水道管自体が破損してしまいます。
給水管が破損すれば、水道本管から引き込んだきれいな水が、劣化部分から水漏れしてしまい、排水管が破損すれば、使用した水が正しく排水されず、建物を侵食してしまいます。
この破損した部分を取り換えるのが既設管敷設替え工事です。
破損した部分そのものを取り換えることが可能な場合もありますし、破損した部分がどうしても取り換えられない場合は心臓のバイパス手術のようにバイパスすることもあります。
■水回り設備改修工事
水回り設備とは、トイレや洗面化粧台、浴室やキッチン水栓などを指します。
現在ではほとんどが洋風便器ですが、まだまだ和式便器が存在する建物も多くあります。
その場合、和式便器→洋式便器に水回り設備を改修したり、最新の設備で、より快適でより節水効果や抗菌効果のあるものに入れ替えたりします。
ちなみに、高度経済成長期前に和式便器が主流だった日本では、
1960 年に日本住宅公団(現:UR 都市機構)が腰掛水洗便器を公団住宅の標準仕様にしたのをきっかけに、普及が進みました。
1977 年にはTOTO の出荷台数では、洋風便器が和式便器を上回りました。
■貯水槽工事・清掃
ビル・マンションなどの建物は、水道本管から水道局が供給する水を一度受水槽に受け、利用者に供給しています。
受水槽から利用者の蛇口までは、建物の所有者が責任を持って管理する必要があります。
そのため、半年や1 年に1 回、定期的な清掃が義務付けられています。
住人に提供する飲料水の安全確保のためには定期的な貯水槽清掃とその後の水質検査を行う事が望ましく、近年では自主検査をされる管理組合や住人の方も増えてきております。
受水槽内の水質も定期的に検査することが義務付けられており、清掃後水質検査も実施し、所有者様へ提出します。
また経年劣化した貯水槽の修繕や取替も協力業者様と連携しながら行っております。
■排水管詰まり高圧洗浄作業
毎日使用する排水管、トイレは汚水管に、キッチン・浴室・洗濯機置き場の洗濯パン、浴室の排水は雑排水管に接続されています。排水管の中は日々目にすることはできません。
ですが、キッチンで排水された油汚れ、洗濯機で排水された石鹸カス、浴室で洗髪とともに排出された毛髪など、排水には水だけでなく管の中を詰まらせてしまう原因となるものが水と一緒に排水されます。
管内に付着していく油分や脂分が、血管のコレステロールのように少しずつ厚くなって管内を細くしてしまい、人間の血管の動脈硬化の様な状態にし、管内の排水の流れを詰まらせてしまうのです。
本来であれば、半年に1度または1年に1度など、詰まる前に高圧洗浄をするのが望ましいのですが、排水口に水が溜まってしまい流れなくなってしまった。流れるんだけど流れが悪い。
このような場合は高圧洗浄機を使って排水管を洗浄し、詰まりを解消させます。
集合住宅で管清掃を行なう場合、排水口から高圧洗浄のホースを挿入させて行ないます。
戸建住宅では水まわり各所の屋外に出口のマスのある場合は、それぞれの場所の汚れを確認しながら行うことが出来ます。
■内装・外装工事
水道工事屋が内装工事や外装工事?と思われるかもしれませんが、トイレには床にクッションフロアーやタイル貼りがあり、壁には木下地に壁材、トイレブース、電気工事など、内装には密接につながっています。
洋風便器など衛生器具を交換する設備工事だけでなく、内装業者様と一貫してトイレ工事を請け負うことが可能です。
また、予期しない漏水で内装が被害を受けてしまった場合にも漏水箇所を修理するとともに内装工事も一貫して請け負うことができます。
外装工事では、雨水により経年劣化した屋上の防水工事や雨水管の取り換え時足場を組むと同時に外装工事とコスト軽減に貢献できる工事の進め方もご提案させていただけます。
■清掃メンテナンス作業
清掃も水道工事に密接につながっています。
例えば普段あまり目視確認をしないような建物や工場の雨樋に落葉など樋がつまる原因のものが堆積していると、雨水が流れず、経年劣化したスレート屋根などでヒビ部分から建物に漏水してしまうことがあります。
ですので、事前に樋を清掃することで漏水を予防することができます。
また、工事後のお引渡し時、清掃業者様にて完了清掃などもすることで、工事完了後すぐにお客様に使用していただくことができます。